2023年7月16日に、EXPG高等学院との合同プロジェクト「CAF × EXPG高等学院 ダンスプロジェクト」に向けた事前研修会をEXPG STUDIO TOKYOにて開催しました。
このプロジェクトは、アーティストやパフォーマーとして活躍する多くの卒業生を輩出してきたEXPG STUDIO BY LDHが設立したEXPG高等学院の生徒と障がいのある子どもたちが、一緒にダンスを楽しむ機会を提供するものです。
この日は1週間後の体験会本番に先駆け、当日先生として子どもたちにダンスを教えるEXPG高等学校の生徒たちが集合し、事前にレクチャーを受けました。
▼「CAF × EXPG高等学院 ダンスプロジェクト」の体験会詳細はこちら
challenge-active.com/report/3201/
◾️事前研修会
2回目の開催となる今回は、子どもたちにマンツーマンでダンスを教える先生役として9人の生徒から有志で申し込みがあり、この日は全員が事前研修会に参加。講師はChallenge Active Foundation(以下、CAF)代表理事の木村潤平が務めました。
木村からは当日指導するにあたっての注意点や「D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)」についての説明があり、生徒たちも熱心に耳を傾けていました。
▪️車いす、ハンドバイク、レーサー体験
研修会では参加者のことをより理解する為に「車いす」と現役アスリートでもある講師の木村もトライアスロンで使用する「ハンドバイク」「レーサー」の体験も行いました。
EXPG高等学院の生徒からは、
「初めて乗ってみたけど、自由自在に操れるなんてすごい!」
「車いすをうまく使ったダンスを考案したい!」
といった普段とはまた違ったパフォーマンスづくりのイメージを膨らませる機会となりました。
◾️研修会に参加した生徒の感想
「車いすは、前後へ移動する時に使う事しか出来ないと思っていたのですが、後ろに体重をかけて止まったり回ったりすることも出来ることを知りすごいと思いました。しかし、私は上手く止まることが出来なくてすごく難しい技なのだと感じました。でも、出来るようになったら楽しいし、ダンスにも活かせるのかなと思いました。
ダンスと同じでいろいろなことを試したりして、障がいを持っている人、持っていない人関係なく楽しめる時が来るのかなと思えました。」
「他人のことでも自分事のように考えることの大切さを知りました。相手の立場を自分だったらと置き換えて行動することで、自然と思いやりの心などが芽生えるんだなととても感じました。
そして、考えたことは、前回も参加させていただいた時、最初はどう接したらいいのだろう、どのように伝えたら理解してくれるのだろうと重く考えていました。しかし今回の研修のお話を聞いて、障がいもその子の個性や魅力なんだなと少し考え方を変えれば、そんな重く考える必要もなく、自分が普段通りに話しかければ相手の子も普通に答えてくれたり楽しんでくれるんだなと考えました。
そして、私は健康な不自由のない体に恵まれた分、このような貴重な体験を生かして体が不自由な子に楽しんでもらえるようなプロジェクトを私も考えられるようになりたいなと思いました。」
他にも「緊張するけど、本番は自分も一緒に楽しみたい」といった感想も多く寄せられ、本番に向けたドキドキとワクワクが高まっていることが伺えました。
※7月23日の体験会本番のレポートは近日公開予定です。是非ご覧ください。